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僕は人見知りってゆうか対人でちょっとおどおどしたところがあって、 いじめとかはなかったのですが 親しい友人以外は話することもなくて、 ごくかぎられたグループの中でだけ楽しい時間をすごしていました。 見た目で暗い感じとかでは無かったので、おとなしい奴くらいの印象だったと思います。 仲良しグループは僕以外に男子3人女子4人で、放課後教室で話したり休日に遊びにいったりしてました。 夏休み前のある日の放課後トイレに行こうとしたら、 女子トイレにヤンキー3年生3人と一緒にはいる仲間の一人の女子N子が見えました。 不思議な組み合わせだったのでちょっと気にしつつも、僕は男子トイレで用をたし終えました。 するとトイレから出たところでN子の悲鳴のような声を聞いてしまいました。 何してるのか気になったんですが女子トイレの中での出来事なので様子もわからず、 でもこのまま立ち去るのもN子が心配でトイレの外から様子を伺ってました。 午後4時もすぎて周りには誰もいないし、でも相変わらずN子の悲鳴わ聞こえてくるしで、 助けに入ろうかとも考えてトイレに入ろうとしたんですが、 気の弱い性格だったのでどうすることもできずにトイレの外で立ちつくしていました。 その時、女子トイレのドアが開きヤンキー先輩の一人がでてきてしまい僕は見つかってしまいました。 『てめえ何してんだよこんなところで!!!』 とすごんできた相手はヤンキーながら美人で有名なK理でした。 僕はその迫力にビビリ、でもN子も心配だったのでちらっと女子トイレの中をみたら 、 制服を脱がされ、ブラジャー一枚のN子の姿が・・・。 その時、手を捕まれ 『ちょっとこっち来な!!』と、トイレの中に連れ込まれてしまいました。 『てめー!のぞいてんじゃねーよ!』と足に蹴り一発入れられてすっかり萎縮してしまった僕でしたが、 N子の事が心配で普段なら絶対につかわない乱暴な言葉でやめろよ!と抵抗しました。 K理は『うるせーんだよ、てめー2年のくせに3年に対してそんな言葉つかってんじゃねーよ!』 とすごみをきかせ、顔を平手打ちしてきました。 そしてK理の連れのヤンキー先輩の一人が 『ぜってーチクるんじゃねーぞ!もしチクったら仲間でてめーらヤキいれてやるからな!』 と言いながらトイレから出て行こうとしました。 この日はこれでヤンキー先輩からは解放され、3人が去った後でN子をみると、 ブラジャー一枚で個室の中で床に尻をつき泣いていました。 N子の股間にはトイレ掃除に使うブラシの柄が刺さっており、出血もしてるようでした。 『大丈夫?』と声をかけると『いやー、見ないでー』 と小さく叫び、体を丸めてドアの陰に隠れようとしていました。 床にあったN子の制服を着せようとしたらびしょびしょに濡れていて、 どうしようと思い考えを巡らせていると体育でつかったジャージが教室にあるのを思いつき、 N子にちょっと待っててと声をかけると教室へと戻りました。 二人の鞄をもってトイレに戻ると、N子はブラシを抜いてトイレットペーパーで股間を拭いていました。 僕は『制服がぬれて着れないと思うからジャージに着替えなよ』 とN子の補助バッグを手渡してとりあえず女子トイレから出ました。 しばらくするとN子が着替えて出てきてふらふらと教室へ入りました。 N子は自分の席に座り両手で顔を覆いながら泣いているようでした。 僕は何があったのか聞こうと思いましたがどうしても声をかけることができず、 そのままぼぉーっと30分ほどがたったと思います。 やっとかすれた声で何があったの?と聞いたところ、以前からK理に目を付けられていて、 今日までは何もなく逃げ回っていたが、今日はたまたま教室に一人でいるところに、 仲間と3人で拉致されてしまいトイレに連れ込まれた。 トイレの中でK理の仲間の一人M香が好きだったらしい3年の男子が、 N子の事が好きだとわかりそれが理由でリンチされたと少しづつ話してくれました。 その頃にはもう6時近くになっていて学校を出ないとまずい時間になってしまい、 K子も少し落ち着いたようだったのでジャージ姿のK子を家まで送って行くことにして学校をでました。 帰り道に今日の事は絶対に誰にもいわないと約束をさせられ、僕も約束してわかれました。 翌日、N子は学校を休み僕は心配して帰りにでもN子の家に寄ってみようと授業を受けていました。 昼休み給食を食べ終わった後、図書館で暇つぶししようと思い向かっていたら、 前から昨日のヤンキー先輩達が歩いてきました。 向こうも僕に気がついて『昨日のやつじゃん、ちょっと顔かしな!』 と、図書館向こうの視聴覚室へ連れて行かれました。 びくびくしながら視聴覚室へ入るとまず足にK理の蹴りが入りました。 『ぜってー昨日のこと誰にもゆうなよ!』と念を押されそれでも心配だったのか、 僕の生徒手帳と財布を奪い『返してほしかったら放課後体育準備室に来い!』 と捨てゼリフを残して去っていきました。 午後の授業は放課後の事が心配で先生が何を話しているのかも耳に入らず、 ばっくれて帰ろうかそれとも誰かを連れて行こうか思い悩み、でも誰にも言えずに放課後を迎えました。 昨日の事もありリンチされるのかとびくびくしながら体育準備室へ向かうとすでに3人が来ており、 そのまま体育館裏にあるプレハブに連れて行かれました。 そのプレハブはグラウンドで使う道具がしまってある場所で普段は誰も行かない場所にあり、 何かあった場合助けを呼ぼうと思っていた考えが甘かったことに後悔しつつプレハブに押しやられました。
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